« 地球の出、地球の入り | トップページ | サンタクロース »

愛は負けても、親切は勝つ


カート・ヴォネガット氏の訃報が私の周りでざわざわした春、しかし彼の活躍した80年代、私は多分違うものにかぶれていたらしく全く読んでなかった。ので読んでみた。今更、遺作を。


『愛は負けても、親切は勝つ』


という名文句の創作者らしい。なるほど愛は厄介なときもある。

10億円ポンと自治体に寄付したお婆さんは親切なんだろうか。
なんでダライラマの来日はテレビで報道されないのか。


かけらも愛がなくても「親切」にすることはできる。
戦争で捕虜となり、途方も無い孤独と絶望を経験して年老いたヴォネガットの思想が、寛容さにつながることは、人間に、皮肉と愛と親切を込めたユーモアからなのでありましょう。

アメリカ、ブッシュのこき下ろし、石油依存症の人類への皮肉、人間と人生のくだらなさを語る人間主義者ヴォネガットの言葉は正直で、親切より愛に溢れております。


景気がわるいとお笑いが流行るとも言いますし。この頃は何故だかちょいボケのお年寄り(うちの親?)を眺めているのが大好きであります。やっぱりね。笑って行きましょう。

国のない男


|

« 地球の出、地球の入り | トップページ | サンタクロース »