« 美味いパン キャンドルナイト | トップページ | 7月のおやすみ »

スーパースター

マイケルジャクソンさんとファラ フォーセットさんが今日亡くなりました。

感傷に浸るのはあまり好きではありませんので、こういった事をブログに書くのは避けてきましたが、今回はなにか書かずにいられない、ひとつ時代が変わっていく感がおおいにあります。


ファラ フォーセットさんは、リメイクされた 元祖チャーリーズエンジェルに出演していた80年代を代表する女優。セクシーなのにヘルシー。彼女のヘアスタイルは当時女子大生を中心に大流行しました。「奥様は魔女」的なちょっとコミカルな女スパイ。強くてセクシーで美しい。小学、中学時代、私はこれと、「傷だらけの天使」を非常に熱心に見ていました。


マイケルジャクソンさんのニュースは、近年どなたの訃報よりショックでした。大ファンであった訳でもなく、自分でCDを買ったこともありませんが、ほとんどのシングル曲は知っている。それくらいメジャーで、当たり前にどこでもよく見聞きした文字道りのスーパースターです。子供の頃から親しんだ、凄い有名人の死というのはこんなにショックなのかと驚くのは、ワタクシも年齢故かもしれません。



私が年月と共に変化したのは、メジャーかマイナーかという区別をしなくなった事です。若い頃はオルタナティブにかぶれてマイナー、珍しいもの、という価値観がひとつ判断の基準でもありました。誰でも知っている事より、よりマニアックな、知ってる事をヒトに自慢できるような事、を追いかけていた。



私が今やっている仕事の仕方は多分マイノリティと判断される事が多いと思います。しかし私は芸術家ではなく、訓練と修行というまったくの「型」の中で育ち、ありがたく職を得ております。店舗という多額の金銭とリスクの枠のなかで、自分の身の丈で出来る事。また、意味のない常識やこうであるべきという無駄な事をやめてみただけなのです。

ワタクシが仕事や色々な経験をして今しみじみ思うのは、メジャーであることの偉大さのほうが大きいのです。



マイケルジャクソンの歌唱力とダンスパフォーマンスは間違いなく一流でありました。そしてメジャーでもありました。あのマイルスも嫉妬したと言われている程に。


子供の頃から天才としてショウビジネス界で育ち、良い人にも悪い人にも普通以上に会ってきたでしょう。過剰な整形手術には流石にドン引きしましたが、過酷な競争、マネー、人の評価に晒され、ずっとスターであり続け、黒人であり、さらに普通の精神状態でいる事は「いい人」であればある程、至難の技と思われます。


ほんのひとときでも、孤独が癒され、幸福な時間を過ごしていたことを信じて、ご冥福をお祈りします。




映画監督も音楽家もまったく新しい発想でビジネスを起こす人も、これは!という天才やカリスマが歴史の中で存在します。沢山のそういう人々は私が物心ついた時は亡くなって過去の人となっていました。


今現在進行にて、活動している、まだ神格化されていない天才達の活動を、目と耳と五感をこらして見つめようではありませんか。彼等から放たれる貴重な感覚と知識のメッセージを逃さぬ様に。同じ時間を生きられる幸運に感謝して。

政治家よりも権力者よりも、あんがい世の中ってこういうヒト達が変えていくものなのです。



|

« 美味いパン キャンドルナイト | トップページ | 7月のおやすみ »