映画・テレビ

桜は妖しい

暖かくなりました。陽射しが春です。




桜もまもなく開花するでしょう、毎年毎年繰り返される繚乱、たとへ100年後、私が居ても居なくても、見る人が居ても居なくても変わりなく咲き続ける花の無常が、更に妖しさと美しさを掻き立てますね。笑
染井吉野はクローンで決して実をむすばないのです。結実しない花という矛盾が、美とエロティシズムと狂気を引き立てる逸話だったりします。



妖しい美しさといえば、泉鏡花作「高野聖」
が、坂東玉三郎さん主演、演出、編集、によって映画化されました。作品の季節設定は絶対に夏だと思うのですが、花咲き狂う春に観ても良いかもですね。中村獅童さんも共演です。歌舞伎って、よくわからないとか難しい、高級なイメージです、私もそうそう詳しくありませんが、、映画として見る事ができたり、演劇を超えて芸術家的に活動される坂東玉三郎さんの取り組み、素晴らしいです。んんん、観たいですね。





こちらは梅、老齢の枝ぶりに可愛らしく上品なお花。ぷくぷくの蕾はまるで初心な少女のようですね。
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メリル ストリープ


今日行われた英国アカデミー賞にて、主演女優賞を『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』でサッチャー前英首相を演じたメリル・ストリープが受賞しました。


なんと、授賞式にて階段で靴が片方置いてきぼりに!
しかし流石の大女優、自分で取りに行くなんてことは居たしません。そのまま舞台中央まで進み、男性に膝まづいて靴を履かせてもらうという優雅さ。シンデレラと比喩されていました。

うーん、失敗もチャーミングと言わせてしまう女の度量。素敵です。




追伸、靴は、ジミーチュウだった模様。


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ショートカットと女優


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お客様が若かりし日のジェーンバーキンの写真をご希望スタイルの資料として持ってきてくださいました。うーんやっぱり可愛い。ショートは髪が柔らかくて頭の形もきれいな外国人がやはりキマるんですが、こんなにきれいにできました。(自画自賛?)



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こちら、ショートカットの似合う2大女優のひとり、ジェーンバーキン。多分わたしが知る限りで、もっとも偉大でもっとも可愛らしく自然体な女性のひとり。
彼女の為に鞄の『バーキン』は作られました。見よこの無造作な持ち方。

この方は確かイギリスの上流階級の出身なんですけど、間違いなくどこからどう見ても芸術家。ブランドも鞄も自分流、(バーキンにシールぺたぺた貼ってますよ)さすが。
彼女が軽やかに駆け抜けた時代を追ってみると格好良過ぎて鳥肌がたちます。

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もうひとりはジーンセバーグ。ゴダールの『勝手にしやがれ』での可愛いショートカットと禅問答のようなセリフ。

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「愛されたいのと同時に愛されたくないのよ。」


「人生最大の野望は?」「不老不死で死ぬこと。」

「フォークナーって知ってる?」
「寝た男の名前か?」
「小説家よ。『野生の棕櫚』という本が好きなの」
「興味ないな」
「最後のところが素敵なの。悲しみと無なら、悲しみを選ぶ」
「俺なら無を選ぶ」


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最後に個人的に大好きなアヌーク・エーメ。フェリーニ作品ではお馴染みですが、珍しいショートヘアです。


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シャーロット・ランプリング



今月のヴォーグの特集、東京からおばさんが消える日、というのに苦笑しつつ、グラビアには樋口可南子さん、フジテレビの安藤優子さん等、キャリアと美しさ、しなやかさを兼ね備えたイイ女が勢揃い。



30代の女はコワい(嗚呼どうか怒らないで30代のアナタ)、と自分を振り返って思ったりします。孔子曰く、而立。40、50代、不惑を過ぎて女は優しくなって来る(図々しくなるという症例もあり)。苦労もして、強がる必要も持たなくなる。



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久しぶりに女優シリーズ。

少し前からシャーロット・ランプリング Charlotte Rampling がとても魅力的。

映画『ナック』や『愛の嵐』で少女時代の私の度肝を抜き、Helmut Newtonによるデカダンな写真で20代の私を恍惚とさせ、中年となった今、再びしなやかになにやら語りかけて来る女性である。

 

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ちょっと険のある目。少年のようでもあり、それでいてゴージャス。役選びに、潔い脱ぎっぷり。でも媚びる所を感じない強さ。老いを隠さずきりりと優しい。

なにって上手く言えないんだけれど。

好きです好きです、大好きです。


と告白しておこう。

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アゲアゲ

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たまにはお洒落な話題なども。


この秋の香水の新製品発表に向けて、各社が映画女優や大物監督の起用を続々と発表。香水のCMに、クリスチャン・ディオールがエバ・グリーン&ウォン・カーウァイ監督、ランコムがケイト・ウィンスレット&ピーター・リンドバーグ監督を起用したと思ったら、何と、イタリアのファッションブランド、グッチは「ブルーベルベット」「ツイン・ピークス」「マルホランド・ドライブ」のデビッド・リンチ監督を起用すると発表した!


デビッド・リンチ!あの愛すべき爺さんがグッチと組むとは。しかもBGMはブロンディ!!!!
ウああああかっこいい。美しい美しい美しい!これはまさにリンチの美の世界。
冬眠中のワタクシの脳みそから久々にドーパミンが出ましたよ。

CMの撮影風景の動画もあります

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そして芸術の秋


昨日食べ物に気を取られて忘れていましたが、秋は読書、芸術の季節でもあります。

岐阜では上映されないのかと諦めていた「ボルベール<帰郷>」岐阜シネックスにて9月1日(土)〜9月7日(金)1週間限定特別上映する模様です!! わーい! 

この映画、物語が深層心理学的に深ーいみたいですが、私もまだ観ていないのでそれは置いといて。主演のベネロペは洋服はわざと安っぽいものを着ていますが、靴だけはずっとイスパニョールの最高級品を履いているらしいです。

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photo cinemacafe.net


インランド エンパイアもようやく名古屋で上映が始まります。

デビット リンチの作品は、ちょっと意味不明な夢をみて目覚めた時の、いい感じにうんざりした気分になるのが楽しみなのですが、謎解きするしないはあなた次第(案外見事に納得したりする)私は謎は謎のまま、を味わいたい派です。
原点に帰ったと言われてるこの作品、どのくらいうんざりするんでしょー。どMまたは変態な方どうぞ。

秋の夜長、美女に魘されるか、悪夢に魘されるか。どちらも魅力的でございます。



『牛だぜー... おい見ろよ!デビットリンチだよ! 何やってんだ? 』
牛、牛、と騒ぐ人達に、


『チ・ー・ズ・は・牛・乳・か・ら・で・き・て・ん・だ。わかったか?』


と説教するリンチ。いい老人具合。笑。 映画を観たらこの意味わかるんだろうか?


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ヘアースプレー

<月曜日祭日を営業した為、明日明後日、17、18はお休みです。ご注意ください。>




ミュージカル『ヘアスプレー』は、1988年にヒットした、奇才ジョン・ウォーターズ監督の同名の映画を、2002年にミュージカル化。ブロードウェイで上演され大ヒットを記録。2003年の第57回トニー賞では、13部門にノミネートされ、最多の8部門を獲得するなど、ショウビズ界を席巻。7月18日より日本での公演がはじまります。

ジョン・ウォーターズ監督映画がブロードウェイ・ミュージカルになり、そのヒットでまたまた映画化。10月に公開される模様。


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via cinema cafe net

舞台は私の大好きアメリカ60年代。オリジナルは若かりし頃観ました。そんなこんなを観て60年代好きになっていったのでしょう。
どこの世界でも根深い問題、人種差別、いじめなどネガティブな課題をハッピーにそしてブラックジョークで乗り越えてゆくパワフルで楽しい映画です。

原作ではブロンディのデボラ・ハリー、ディバインなど筋金入りのカッコいい方々がご出演。今回の作品では主人公・トレーシーの母親役でジョン・トラボルタが女装姿で登場するらしい。ようはディバインが演じてた役です。いつの間にか、とっくに(?)不動のカルトアクターになりましたね。かつてはアンディ・ウォーホール、今ではマドンナを魅了するジョン・トラボルタという人、かっこいい、すごい。すごすぎる。サタデーナイトフィーバーのDVDを買おうか真剣に考えていた所でした。かつての細身で踊りまくっていた彼を知らない若者の皆様ご覧下さい。笑

アメリカ60年代の音楽とファッションとダンスが堪能できます。ヘアスプレーというだけあってトレイシーはヘアマニア。ヘアスタイルの工夫をこらして毎日学校に行くのですが、これも楽しい。
おデブだけどお洒落、ダンスもうまい。元気で優しい。いじめられたって、黒人のお友達が差別されたって、断固として立ち向かい、強く、ハッピーに乗り越えるのです。そうそう、めげててお友達に愚痴っても何も変わりません。ド派手に楽しく毎日を〜。観ると元気になりますよ。

変態映画ばかりを撮ってるように見えるジョン・ウォーターズ。彼がこだわり続けたボルチモアは、入植時代イギリス系が多かったと聞きます。アメリカでは私達の想像以上の人種問題。基本はこうゆう事なんじゃないでしょうかね。リメイク版やミュージカルで関心をもたれたら、ちょっとスパイス入りのウォーターズ作品もご覧あれ。




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追伸 高っ!けっこうプレミアついてますなー

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